Go！プリンセスプリキュア第36話感想＆考察

2015 - 10/13 [Tue] - 15:58

すでにカナタ王子がナチュラルにin…。

Go！プリンセスプリキュア第36話
『波立つ心…！みなみの守りたいもの』
の感想です。

今週のあらすじ
みなみが海藤グループに入ると
お披露目する船上パーティに
招待されたはるか達。
みなみは海で北風あすかという
女性と出会いました。

海藤家、久々に勢揃い！
このセレブオーラといったらもう…！

今日はみなみが公式にお披露目される
パーティ、つまり海藤家の仕事や社交に
関わるものであるようですが、みなみの
友人ということではるか達も招待
されたようです。
この堂々とした挨拶、記憶がなくても
さすがカナタは王子です…。

みなみママはこの日のために
みなみにドレスをあつらえたそうな。
「あなたが海藤グループに入ることを
望んでくれる…。こんな嬉しいことはないわ」
娘と一緒に働くのがママの夢だったのかも
しれないですね…。

さて、プール・映画館・ダンスホールまでが
備えられたこの豪華客船の名はシードリーム。
「海の夢」です。
「海で夢のような楽しい時間を
過ごしてもらいたい…。
そう願って名付けたんだよ」
「皆さんの笑顔が、私達の喜びなんです」
要は船版ディズニーリゾートでしょうか、
しかしシードリームを見るにはだいぶ
お金がかかりそうです…w

シードリームはいったん港に停泊。
「私も、両親と兄のように、
人の役に立てる人間になりたい…。
それが子どもの頃からの夢だったから」
話は「夢」のことになり、少し表情を
くもらせるカナタ。自分の夢を
思い出せないのが切ないのか、何か
記憶にひっかかるものがあったのか…？

みなみはティナの声を聞きますが、そばには
見知らぬ女性。彼女は北風あすかcv坂本真綾！

獣医、しかも海の生き物のお医者さんである
彼女に出会ったことで、みなみの心は
少々揺れることになります。
海の生き物を見る（診る）こと、
命をいただくこと、日々勉強すること。
「海も、海の生き物達も、まだまだ
わからないことだらけ。日々勉強だよ。
この子達を通して研究が進めば、
数が減っている生き物達を守る方法も
見つかるかもしれないし」

やりがいのある獣医の仕事に、
みなみも向いてそうだとあすかは言います。
理由は「なんとなく」。
それを聞いて、みなみも思う所が
あったかと思われるも…
今日はパーティー。
「皆様、初めてお目に掛かります。
海藤みなみと申します。近い将来、
家族と、そして皆様と共に、この海藤グループで
力を尽くしたいと思っております」
そう、海藤グループに入るお披露目です。

そのパーティに、なんとあすかの姿も！
ここで彼女の正体が判明します。
世界的な海洋学者で獣医の北風博士、
しかも海藤グループに入らないかと
誘われていた人でした！

でも、あすかの答えはノー。
理由は、自分の心に忠実でありたいから。

「会社の中で力を尽くすのも立派な仕事だけど、
でも、そういう中にいると、いろんなことに
縛られて、自分の夢を見失ってしまうことがあるから…。
私は、海を知りたい。何にもとらわれず、
自分の目で見て、 自分の心と体で感じたい。
だから、いつでも大海原へ飛び込めるように、
自由でありたいの」
その時、みなみに電流ならぬ衝撃走るっ…！
組織に入って力を尽くすのではなく
自由に生きて力を尽くす。
そんな生き方もあるのだと
衝撃だったことでしょう。

…と、ストップ＆フリーズ登場。
当然ターゲットはあすかです。
夢は「海を知りたい」

心がぐらんぐらんに揺れたみなみも
あすかの夢を取り戻すべく変身です。
…がっ！プリキュアが戦う場に、
なんとみなみパパがあらわれた！
ゆいちゃんが避難誘導するも…。
「先に逃げなさい。
私にはこの船を守る義務がある」

なんという責任感！
しかし正直邪魔ですw
「お客様の避難を！この船は必ず
守りますから！さあ、早く！」
キュアマーメイドに圧されたのか
ようやく去りましたが、マーメイドも
内心「チッ」と思ったに違いない…w
ともかくマーメイドは有言実行、船の
スクリューを狙ったゼツボーグと
水中船を繰り広げます。

「この船には、みんなの幸せを願う
お父様とお母様の夢が詰まっている！
決して壊させはしないわ！」
マーメイドのバブルリップルから
フローズンリップルで氷漬け！
さらにエクラエスポワールで
ゼツボーグを浄化です。
あすかの夢もぶじ取り返しましたが
今日もどこかで絶望のツタは成長している様子…。


戦闘後、戦いを笑ってごまかすはるか達。

一方、あすかと話すみなみ。
あすかはみなみにまた会いたくなって
パーティに来たそうな。
「海や海の生き物達に惹かれてしまう、
知りたいと思う。なんて言うか…ちょっと
似ている気がして…私と。だから、
もしその気があるなら、いつか、私と一緒に…」
スカウト…まではいかなくても、
みなみともっと話したかったのでしょうな。

「…なあんて、ちょっと思ったんだけど。
海藤グループで家族と一緒に働く。
それがあなたの夢なんだよね？」
みなみの立場と夢は理解していても
諦めきれなかったのかもしれませんな。
さて、みなみの返答は
「…はい」
まっすぐな瞳で、それだけ言うみなみ。
ブレません。
「すてき。立派な夢だ。
そのドレスも良く似合ってる」
「ありがとうございます」

2人は同じものに惹かれ、知ろうと
するものの、違う方向を向いて
生きることを示唆されて今話は終了。
だけど、あすかの背中を振り返るみなみに
もしかしたら2人はどこかで再会するかも？
みたいな予感がしました。

…今回、ちびっ子はついて来ているか
ちょっと心配になるくらい深い
エピソードでした。
プリンセスやモデルといった
具体的な夢を追うのではなく、
生き方それ自体が夢である
みなみだからこそ特に。

みなみとあすか、どちらの生き方が
正しいというのはありません。
みなみの考えもブレてはいません。
それでも、あすかがみなみの心に
波を立てたのは事実。
みなみの夢についても、まだまだ
エピソードは終わらなさそうです…。
では次回までごきげんよう～。