無頼伝涯 2巻・3巻感想＆考察

2011 - 12/23 [Fri] - 23:40

どうも、北の国からさかいです。
『無頼伝　涯』新装版1巻に続いて2巻・3巻の感想です。


↑2巻と3巻の間…何があった…！？って感じですね。

1巻までのあらすじ。資産家強盗殺人の容疑で捕まった涯くん。
矯正施設『人間学園』入学が決まりました。
で、2巻からは人間学園での学園もの漫画になるわけですが…。
わたくしの認識では「学園もの」ってジャンルは、なんかこう
甘酸っぱいかほりが漂ってくるイメージだったんですが…。甘かったよママンorz

以下、長いんでたたみます。
遅れてすみませんな拍手お返事もあります。ありがとうございますっ…！

『無頼伝　涯』新装版2巻ではいきなり

ゲルマニウムの夜以来の衝撃が！
（未読の方は「ゲルマニウムの夜　キックガッツ」で検索してみて下され…！）

ただ2巻では、人間学園の教育方針が垣間見えるのはこの1コマくらいで
涯くんのこれまでと、平田家での事件当日の話が描かれてます。
「こりゃ冤罪だな…！」って一連の流れがたまりません。
平田家クズすぎやしませんか…？

で、3巻。表紙が色々と物語っていますね。某所管理人様に
「3巻の涯マッパだけど、帯付きだから大丈夫！むしろ帯むしってレジへGO!」
というアドバイスをいただいていたんですが…。

↑テルマエ1巻の帯と同じくらい隠れてない。
隠れてないよ！帯いい仕事してねえよっ…orz

ちなみに中身も格段に肌色率が上がってます。
涯くん含む生徒さん10人が人間再生への授業の為
まず裸になってますので…。

四つん這いの姿勢を強いられ、立って歩けない。
もちろん服も着ていません。
時間の感覚もなく、ただただ飼い殺し。
いざ授業が始まっても、答えを求められる質問は
正解/不正解どっちともとれる問題ばかり。
でも、そんな意見を出すと「素直になあれ！」ってされちゃいますorz
涯くん、結果的に脱走を企てることにはなりますが
「1人より2人だ…！」と孤立せよっ…！から
ちょっと変わってきたりもしてます。
2巻もそうでしたが、孤独・孤立・自由・自立の意味を
考えさせられる物語です。

『人間学園』そのものも、ちょっと（？）ぶっとんではいますが
ユーアヒューマン…人間が人間であることはどういうことか。
改心と洗脳の線引きってどこだろうか。
解放と降伏の違いって何だろう。
考え出すと重く、深い疑問を投げかけて下さいました。

う～ん重い。重いストーリーです。
でも大丈夫です。3巻には安部刑事が久々に出てきて
世知辛い現実世界に引き戻してくれますから！

↑この1ページ前にも1回あくびしてらっしゃいます。

次巻、4巻で完結！「平田のb」から
真実に辿りつけっ…！安部刑事っ…！

以下、拍手お返事でございます。
>だいずさん
不幸のメロディーが完成したってのに、予告では
ラブコメ全開な響さん奏さんがたまらないスイプリ43話でしたね（笑）
しかもプリキュアさんよりトリオ＆メフィスト様が目立ってたような…？
ファルセットがムチ出してくるとか、どんだけ今年のスタッフさんは漢前なのでしょう。
これで次回、改心したバリトン＆バスドラが調べの館でエレンと同居し出してたりしたら
それこそ聖夜の奇跡だと思います。…ちょっと期待してみる…！