賭博覇王伝零 ギャン鬼編4巻感想

2012 - 06/06 [Wed] - 20:07

『賭博覇王伝零 ギャン鬼編』の4巻を読みましたので感想です。
※『零』ギャン鬼編これまでの感想→1巻、2巻、3巻

4巻は「100枚ポーカー」完結編。今回の敵
エリザベス・ジュンコが相変わらずはじけてます。

追記以降、ネタばれ全開ですので
未読の方はご注意くださいまし…。

不敗伝説のギャンブラー、零。

美貌と頭脳を併せ持つスーパーレディにして
無敵のポーカークイーン、エリザベス・ジュンコ。

両者が激突した100枚ポーカーは零の策…というより読み通りに
事が進み、零の爆勝！ものの1時間ほどでジュンコから
7000万円をさらったのでした。悔しいキイイ！なジュンコ。
悔しさのあまり、のた打ち回って頭やお顔のパーツが色々落ちた結果…

おっさんでした。え、アナタ誰…？
このページを見た瞬間「いやいや中性ギャンブラーかも…」とか
まだジュンコに夢を見ていたわたくしは「くそがぁぁぁっ…！www」と
思わず本を投げ出す所でした。が、一呼吸おいて爆笑しました。

キャー恥ずかしいっ零さんのエッチ！とばかりにジュンコが
走り去った後は、ゼブラの皆さまも「何もなかった！何も見てない！」
と、お金を渡してさっさと零さん一行を帰そうとします。
…が。

スーパーの袋をかぶったジュンコちゃんの使いの者が
チャリで颯爽と参上！零に勝負続行の申し入れをしました！
7000万ぽっちでジュンコを許すはずがない零さん、当然
この申し入れを受けます。
ジュンコちゃんも気を取り直してお色直し！

和装で登場です！白地に赤い花柄の小紋。頭もそれに合わせて
ウンチョスソフトクリーム状にまとめ、お花を飾っております。
何かに似てる…と思ったら、スマプリの淫獣妖精だったわ。

再戦は、これまでのカード選択の自由が限られる形式ではなく
零考案の、ポーカーの手役10種全てを、互いにぶつけ合う
100枚ポーカーとなりました。ちなみにお買い物タイムもあり。
零とジュンコ、お互いに真剣勝負です！
…とはいえ、刻々と変わる世界情勢の如く、お買い物できる
商品のお値段も倍になったり、商品が足りなくなったらゼブラが
補充したりと、ジュンコちゃん相変わらずVIP炸裂してますが。
カードをオープンできる「窓」についてはダーツで数字を指定しますが…。

レースクイーン、ポーカークイーンそしてダーツクイーン！
エリザベス・ジュンコはあっさりA、K、Qを開けられる権利をゲット！
対する零は、右腕にダルシムを降臨させるもA、K、8…。

でもそれでフォーカードの位置がわかれば…との
末崎の祈りもむなしく、先攻ジュンコは8はバラすわ
AとKはまとめるわと、零さん苦戦必至の状況です…。
と、零本人以外はみんな思ったに違いないですが

「あ！？」

「はあっ？」

「きいい～っ！！」

ジュンコの顔芸3連発、そしてあっさり3連敗ですっ…！

零曰く…
「ジュンコは安全完全十全に勝とうと、不当な勝負ばかり
してきたから『リスクを冒すことがギャンブル』ということを見失う」
だそうな。だから、リスキーな賭けにも身をさらし、大胆な
策にも打って出る零には勝てないということですね。
それにね、ジュンコちゃん…。

どう考えても熱くなりすぎです…。
これじゃ足を掬われても仕方ないかなあ…。

さて、後攻の零は説明不要なほどあっさり3連勝。しかも
福本漫画主人公・伝家の宝刀！倍プッシュ権を行使して
ジュンコの資産をぶん取りにかかりました。
その額・7億3000万円。

これまた福本漫画敵方のお約束なのか、隠し金をたんまり持ってた
ジュンコちゃん。金庫の上の木彫りの熊がキュートです。

しかしそれでも5000万円ほど足りませんっ…。
その場合は歯で清算なはずなのですが…。

他人の痛みは快感だけど、自分が痛いのは大嫌いな
ジュンコは、零に貸しってことで見逃してもらおうとするも…

そうは問屋が卸さない！左上3番の歯をバチンッ！（グキッ）
とはいえ、これは「悪人ぶった」零のお仕置きだったのですが…。

ジュンコ！YESフォーリンLOVE！！
こうして「100枚ポーカー編」の結果、零は9億1000万円、
そして熱烈なファンをゲットしたのでした…。

これで現在のマガジン本誌、「ビール編」および「万札編」に
続くわけです…。ジュンコ、このままヒロイン枠ゲット…なのか…！？
個人的には物凄く楽しみです…。