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アニメ『小公女セーラ』第23話~最終話感想
2012 - 06/09 [Sat] - 01:20
父を失い、大金持ちのお嬢様から一転、一文無しの孤児となり
ミンチン女子学院でメイドとして働く日々を送るセーラ。そんな中
学院隣の空き家にインドの大金持ちが引っ越してきます。その家の主人が
セーラの窮状に気付き、屋根裏部屋に贈り物をしてくれたりするも…。

ミンチン院長に知られ、セーラは馬小屋で寝起きさせられることになります。
さらにハロウィンの夜、馬小屋が火事になったことを機に、セーラはついに
学院を追放されるのでした…。くじけずマッチ売りとして働き、強く
生きていこうとするセーラに、またもお隣から贈り物が届きます。

それをきっかけに初めてセーラは隣の主人と対面します。その人とは
トム・クリスフォード。実は彼こそがセーラの父親ラルフの親友にして、
ダイヤモンド鉱山の共同経営者でした。実は破産したと思われた鉱山は
後に軌道に乗り、現在はトムも大金持ち。そしてラルフの遺産となる分を
彼の娘に託すため、トムはラルフの忘れ形見・つまりセーラを探していたのでした。
こうしてセーラは莫大な遺産を継いで、ダイヤモンドプリンセスに見事返り咲き。
最終話ではインドで諸々の手続きを行うため、一旦ロンドンを去るのでした。
【登場人物(一部)追加紹介】
トム・クリスフォード

セーラの父親・ラルフの親友。インドで熱病にかかり死にかけた。
親友の嫁の出身国は知っていても、娘の名は知らなかった不思議な人。
こう見えて花の独身30代だそうな。
ラムダス

クリスフォード邸の召使い。学院の屋根裏部屋に贈り物を
する名目で不法侵入を重ね、年端もいかない少女(セーラ)に
目をつけストーキングしていた。(←大体合ってる)
スーリャ

ラムダスに飼われているサル。そもそもスーリャが
セーラの住む屋根裏部屋に迷い込まなければ、セーラの
返り咲きはなかったorもっと遅くなっていたかも。
そう考えると1番の功労者…?
後半、クリスフォード氏が登場してから物語が動きますが
いや~この人突っ込み所満載でしたわ。

そもそも、インドで死んだラルフの遺品を調べれば
娘の名前くらい、すぐわかったんじゃないかと思うんですが…。
ラルフの嫁がフランス出身だから娘はパリの寄宿学校にいるはず!
という推理も、気持ちはわかりますが…。まずラルフ本人はロンドン出身
なんだから、せめて同時進行で調べたらどうよとね…。
でも、あんまり責められません。だってこの人いい人なんですもの…。
ダイヤモンド鉱山経営が軌道に乗った!
↓
共同経営者が亡くなってるから、儲けは全部俺の物!ヒャッハー!
とならず、分け前どころか自分の財産まで親友の子どもにやろうと考えるあたり…。
これが『カイジ』の世界だったら、金は命より重いんだぜってことで
セーラお嬢様は自らの力でギャンブルに挑むしかなかったでしょうよ…。
さて『セーラ』における2大巨悪、ミンチン院長とラビニア。
後半になって、2人がセーラを虐める理由が明らかになります。
ラビニアは「セーラは貧乏になったのに、堪えた様子がない」から。
セーラが資産家の娘だった頃と違い、今はもう、自分はセーラより
何でも持っているはずなのに勝った気になれない。それが腹立たしかったという
実に勝手な理由です。なのに、最終話ではセーラお嬢様ったらラビニアと
和解しちゃうんですよこれがまた!握手までしちゃったよママン!

一方のミンチン院長。ミンチンと妹・アメリアの生い立ちが語られる
エピソードがありました。それによると、ミンチン院長は自身も
幼い頃両親を亡くし、小さなアメリアを育てるため、住み込みで
家庭教師をしたりと苦労を重ねて、ようやく学院経営まで至ったそうな。

だから学院の経営に損害を出したセーラ(というか父親)が許せなかった。
…とはいえ元々、単純にセーラが嫌いだったんだと思いますがね。
お嬢様育ちで、賢くて、どんな境遇でも気高く居続ける少女に
いつもどことなく見下される思いでいたに違いない。
最後は、セーラへの仕打ちを妹アメリアに責められ意気消沈しますが
それだって金ヅルを失ったことを嘆いているだけですし…。

本当、なんでセーラお嬢様はこの学院に通学を続けることにし、さらに
10万ポンド(当時のお金で約20億円!)も寄付されのか…。
嗚呼、わたくしのような者にはセーラお嬢様のお考えが理解できません…orz
結果として、セーラお嬢様はめでたくダイヤモンドプリンセスに
返り咲いたわけですが…。その途端、メイド時代は見て見ぬふりだった
クラスメイト達(ラビニアの取り巻き含)が
「うわあ~い!」「よかったわね!」「また一緒に遊べるね!」と…!

本当、お前らときたらもう…!!
当時の、階級社会バリバリなイギリスではお金持ちなら敬われ
そうでないなら使用人扱いは当たり前なんでしょうけど…。
1日で待遇変わりすぎです。
しかしまあ、終始セーラをお嬢様と慕い続けたベッキーも
クリスフォード邸に引き取られてずっとセーラお嬢様と一緒に
いられることになったし、どんな境遇でも優しさと気高さを失わない人、
そして境遇によってその人間の扱いを変えない人にいい未来が拓ける、という
物語を見られて良かったと思います。

幸せにおなり…!
ところで、テレビ北海道「おはようまんが」枠ですが
『セーラ』が色んな意味で凄惨すぎたせいなのか、次番組は
世界名作劇場を離れ…現在は『エースをねらえ!』放映中です…。
テレビ北海道「おはようまんが」枠で放映されていた
世界名作劇場・小公女セーラが今週最終回を迎えました。
そしてわたくしも、初めて『セーラ』全話試聴できました!
※1話~22話までの感想はコチラ!
いやー虐めあり病気あり学院追放ありと、観てる方もしんどかったです…。
↑馬小屋で寝かされたあげく、火事にまでなった。
父を失い、大金持ちのお嬢様から一転、一文無しの孤児となり
ミンチン女子学院でメイドとして働く日々を送るセーラ。そんな中
学院隣の空き家にインドの大金持ちが引っ越してきます。その家の主人が
セーラの窮状に気付き、屋根裏部屋に贈り物をしてくれたりするも…。

ミンチン院長に知られ、セーラは馬小屋で寝起きさせられることになります。
さらにハロウィンの夜、馬小屋が火事になったことを機に、セーラはついに
学院を追放されるのでした…。くじけずマッチ売りとして働き、強く
生きていこうとするセーラに、またもお隣から贈り物が届きます。

それをきっかけに初めてセーラは隣の主人と対面します。その人とは
トム・クリスフォード。実は彼こそがセーラの父親ラルフの親友にして、
ダイヤモンド鉱山の共同経営者でした。実は破産したと思われた鉱山は
後に軌道に乗り、現在はトムも大金持ち。そしてラルフの遺産となる分を
彼の娘に託すため、トムはラルフの忘れ形見・つまりセーラを探していたのでした。
こうしてセーラは莫大な遺産を継いで、ダイヤモンドプリンセスに見事返り咲き。
最終話ではインドで諸々の手続きを行うため、一旦ロンドンを去るのでした。
【登場人物(一部)追加紹介】
トム・クリスフォード

セーラの父親・ラルフの親友。インドで熱病にかかり死にかけた。
親友の嫁の出身国は知っていても、娘の名は知らなかった不思議な人。
こう見えて花の独身30代だそうな。
ラムダス

クリスフォード邸の召使い。学院の屋根裏部屋に贈り物を
する名目で不法侵入を重ね、年端もいかない少女(セーラ)に
目をつけストーキングしていた。(←大体合ってる)
スーリャ

ラムダスに飼われているサル。そもそもスーリャが
セーラの住む屋根裏部屋に迷い込まなければ、セーラの
返り咲きはなかったorもっと遅くなっていたかも。
そう考えると1番の功労者…?
後半、クリスフォード氏が登場してから物語が動きますが
いや~この人突っ込み所満載でしたわ。

そもそも、インドで死んだラルフの遺品を調べれば
娘の名前くらい、すぐわかったんじゃないかと思うんですが…。
ラルフの嫁がフランス出身だから娘はパリの寄宿学校にいるはず!
という推理も、気持ちはわかりますが…。まずラルフ本人はロンドン出身
なんだから、せめて同時進行で調べたらどうよとね…。
でも、あんまり責められません。だってこの人いい人なんですもの…。
ダイヤモンド鉱山経営が軌道に乗った!
↓
共同経営者が亡くなってるから、儲けは全部俺の物!ヒャッハー!
とならず、分け前どころか自分の財産まで親友の子どもにやろうと考えるあたり…。
これが『カイジ』の世界だったら、金は命より重いんだぜってことで
セーラお嬢様は自らの力でギャンブルに挑むしかなかったでしょうよ…。
さて『セーラ』における2大巨悪、ミンチン院長とラビニア。
後半になって、2人がセーラを虐める理由が明らかになります。
ラビニアは「セーラは貧乏になったのに、堪えた様子がない」から。
セーラが資産家の娘だった頃と違い、今はもう、自分はセーラより
何でも持っているはずなのに勝った気になれない。それが腹立たしかったという
実に勝手な理由です。なのに、最終話ではセーラお嬢様ったらラビニアと
和解しちゃうんですよこれがまた!握手までしちゃったよママン!

一方のミンチン院長。ミンチンと妹・アメリアの生い立ちが語られる
エピソードがありました。それによると、ミンチン院長は自身も
幼い頃両親を亡くし、小さなアメリアを育てるため、住み込みで
家庭教師をしたりと苦労を重ねて、ようやく学院経営まで至ったそうな。

だから学院の経営に損害を出したセーラ(というか父親)が許せなかった。
…とはいえ元々、単純にセーラが嫌いだったんだと思いますがね。
お嬢様育ちで、賢くて、どんな境遇でも気高く居続ける少女に
いつもどことなく見下される思いでいたに違いない。
最後は、セーラへの仕打ちを妹アメリアに責められ意気消沈しますが
それだって金ヅルを失ったことを嘆いているだけですし…。

本当、なんでセーラお嬢様はこの学院に通学を続けることにし、さらに
10万ポンド(当時のお金で約20億円!)も寄付されのか…。
嗚呼、わたくしのような者にはセーラお嬢様のお考えが理解できません…orz
結果として、セーラお嬢様はめでたくダイヤモンドプリンセスに
返り咲いたわけですが…。その途端、メイド時代は見て見ぬふりだった
クラスメイト達(ラビニアの取り巻き含)が
「うわあ~い!」「よかったわね!」「また一緒に遊べるね!」と…!

本当、お前らときたらもう…!!
当時の、階級社会バリバリなイギリスではお金持ちなら敬われ
そうでないなら使用人扱いは当たり前なんでしょうけど…。
1日で待遇変わりすぎです。
しかしまあ、終始セーラをお嬢様と慕い続けたベッキーも
クリスフォード邸に引き取られてずっとセーラお嬢様と一緒に
いられることになったし、どんな境遇でも優しさと気高さを失わない人、
そして境遇によってその人間の扱いを変えない人にいい未来が拓ける、という
物語を見られて良かったと思います。

幸せにおなり…!
ところで、テレビ北海道「おはようまんが」枠ですが
『セーラ』が色んな意味で凄惨すぎたせいなのか、次番組は
世界名作劇場を離れ…現在は『エースをねらえ!』放映中です…。
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