アニメ『進撃の巨人』第23話感想

2013 - 09/20 [Fri] - 23:30

第57回壁外調査が終了し、調査兵団責任者と
エレンは王都へ召喚…。
王都へ至る道中、ストヘス区の憲兵団支部に
…アニがいました。

進撃の巨人第23話
『微笑み-ストヘス区急襲1-』
の感想です。

104期生の中で唯一、憲兵団に入団したアニ。
そこは…どうやって憲兵団に入ったのか謎なヒッチ、
仕事を丸投げする上官…（丸投げ後は遊ぶ）
おまけに官給品の横流し。
団を正そうと夢見るマルロみたいのもいますが
憲兵団はなかなかにクズの集まりでした…。

そして、アニ達ストヘス区の憲兵団新兵の
今日の仕事は、王都へ向かう調査兵団たちを
護送すること。ただし何から守るのかとかは
まったく情報ナシ！

アニは何を思いながら任務についているのか…。
と、任務中の彼女に声をかけたアルミン。
立体起動を装備し、極秘で動いていたアルミンの
目的は…エレンを逃がすこと。王政の命に刃向うのでは
なく、調査兵団の一部による犯行という体でエレンを
一時的に隠し、その間にエレンの処遇を覆すなにかを
用意する。ただ、その何かは教えられない。
そして、そのためにはどうしても憲兵団の助力が必要。

…しかしこれにはアニ、協力できないと去ろうとします。
まあ、下手すれば共犯者として処分ですしね…。
ですが、アルミン節は今日も説得力があります。
エレンが殺されないために、人類のために、
大きな賭けに出たアルミンも必死なのです…。
「アニがこの話に乗ってくれなかったら、
アニは僕にとって悪い人になるね…」
なんでか、これが決め手になったらしい。
アニ、一枚噛んでくれました。
しかしアルミンはなぜか浮かない顔…。

さて、エレンの逃走は割と順調。
ちなみに、護送の馬車には影武者の
ジャンが乗っているそうな。グッジョブジャンw
俺はジャンとは似てない、俺は
あんな馬面じゃねえと言うエレンですが
「大丈夫だって。2人は目つきが凶悪で
似たような悪人面だから」
ア、アルミン…！！

そうこうする内に、たどり着いたのは地下道。
昔計画されていた地下都市の廃墟だそうな。
…しかし…。アニは地下に行こうとしない。
「怖い、か弱い乙女だから」とか言うアニ。
ここで、空気が変わりました。いや、最初から
双方が腹を探り合っていたのかもしれません…。
ここからは、アルミンのターン。なぜ、アニが
死んだマルコの立体起動装置を持っていたのか。
調査兵団が生け捕りにした2体の巨人、ソニーと
ビーンを殺したのもアニなのかと…。それと…。
「アニだって…、あの時僕を殺さなかったから
今、こんなことになっているんじゃないか」
あの時というのは、他ならぬ57回壁外調査時のこと…。
対するアニの返答は
「ああ、心底そう思うよ…。まさか、あんたに
ここまで追い詰められるなんてね…。
あの時…、何で…だろうね…」

この答えを聞いてもなお、エレンは信じられない様子。
まだアニがつまらない冗談で話を合わせているのであればと
必死にアニを地下道に誘導します。なぜなら
地下に入るだけで証明できることがあるから。
それは、地下という限られた場所では巨人化できない、
つまり地下に入る＝巨人ではない証明になる。
しかし、アニは依然として動かない。
「そっちには行けない。私は、戦士になり損ねた」
これに激昂したのが、我らがミカサたんですよママン！
「もういい。これ以上聞いてられない。不毛。
もう1度ズタズタに削いでやる。女型の巨人！」

言っちゃったー。ミカサ言っちゃったよ！
さあ、どう出るアニ！？と思いきや…
高笑いでこの表情です。

「アルミン…私があんたのいい人でよかったね。
ひとまずあんたは賭けに勝った。
でも、私が賭けたのはここからだから！」
アニ、指を噛もうとした…ところに飛びかかった
調査兵団メンバー！アルミンの賭け、それは
女型の巨人、つまりアニの生け捕りだったのです。
が…、事前にアニがはめていた指輪に細工がしてあり
自傷行為が成立してしまいました。

アニを取り押さえようとした
調査兵団メンバーを巻き込みながら…、
なんと次回は壁内に巨人が出現のようです…。

前回予告から何となく予想していたものの、
本当にアニだとは…。しかし、それより何より
マルコを殺したのもアニなのか？という所がまた
痛いなあ…。
壁外調査にどうやってくっついて来たのか、はたまた
壁の中にどうやって戻ったのか、アニの不在中
憲兵団員は誰も気づかなかったのかよ…とか
色々気になる点もありますが、結果論として
女型の巨人の正体はアニという事実は揺るがないようです。

そして、わずかなキズやへこみだけでその
立体起動装置がマルコのものだと見抜いたアルミン…。
調査兵団でもなく、エレンでもミカサでもなく、
アルミンがいないと人類詰むなコレ！